住宅ローン借り換えについて

今日は、住宅ローンの借り換えについて注意すべきことをお伝えしたいと思います。

住宅ローンの金利がかつてない低金利水準で推移しています。

金融市況において低金利が言われて久しいですが、その低金利水準からさらに下がる動きを見せています。

今年に入ってからも引き続き日銀の強力な金融緩和の推進によって、各金融機関は潤沢な融資資金を確保できる状態にあります。

その中で、国債価格の上昇による長期金利の低下と、消費税増税を見越した住宅購入の駆け込み需要を狙った銀行間の競争が低金利に拍車をかけています。

これにより、8月に入って住宅ローン金利がさらに引き下げられ、フラット35の返済期間21年以上の最低金利は、7月より更に0.1%下がり、1.840%となり、7月に引き続き、2.00%を割る過去最低金利を更新しています。

この超低金利の今、住宅ローンの借り換えを検討されている方や新たに住宅の購入をお考えの方も多いと思います。

住宅ローンの借り換えを検討するにあたって、最終的な総返済額をどれだけ軽減できるのかをしっかりとシミュレーションすることが大切です。

借り換え後の住宅ローンが変動金利や固定金利期間選択型の場合は、金利の推移をどう予想するかで結果が大きく変わってきますので、金融機関での返済計画のシミュレーション金利が極端に低いなどの場合は、その結果のみで判断するのは危険です。金利が何%以上になれば、借り換えメリットがなくなるのか、つまり、損益分岐点を把握し、自分なりの金利推移の予測と比べてみることが重要です。

また、今後のライフプランにあわせた返済計画をたてることが大切ですので、目先の返済額や数字上の金利差にとらわれずに、総合的な判断をすることが大切です。

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